くろねこ
ジャケット写真に使った
「黒猫の詩」の黒猫のお面。
友達の画家さんにつくり方の手順を教えてもらって
自分で作ってみたのです。
真夜中に、
手を、糊と和紙と紙粘土でべたべたにしながら
無心で手を動かしていると、
不思議と落ち着く。
夜に爪をたてる
首に、牡丹みたいなじんましん。
いっぱいいっぱいになると、いつもでる。
熱も、でる。
これは良くない。
彼方へ落っこちないように
爪をたてる。
大丈夫。ひとりじゃない。
一歩ずつ、一歩ずつ頑張ろう
ぐるりのこと
部屋の一番暗くて狭いところで
手足を縮めて
誰にも届かない歌を歌ってた。
自分のためだけに。
同じ痛みを歌ってくれているひとは、
どれだけ探してもみつけられなかったから、
自分で歌うしかなかった。
だれにも聞こえない小さな音で、
すがりついたギターを爪弾いて、
真っ暗な夜の中で歌ってた。
今は、随分、変わったね。
私の本質は、何も変わっていないけど。
ぐるりの景色が変わったよ。