部屋の一番暗くて狭いところで手足を縮めて誰にも届かない歌を歌ってた。自分のためだけに。 同じ痛みを歌ってくれているひとは、どれだけ探してもみつけられなかったから、自分で歌うしかなかった。 だれにも聞こえない小さな音で、すがりついたギターを爪…
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